2012年8月1日水曜日
7月5日、年次総会・講演会・交歓会が開かれました。
本年度の年次総会が、7月5日午後5時半から
東京・内幸町の日本プレスセンター大ホールで開かれ、
平成23年度事業報告、決算案、平成24年度事業計画・予算案が、
それぞれ原案通り承認されました。
この日の総会には約50人の会員が参加しました。
小林義和会長は挨拶の中で、この1年を振り返って、
本会の「東日本大震災義援金募金活動」により、
山形県PTA連合会に、被災地から避難してきた児童・生徒の
学校生活支援のため合計100万円の義援金を贈呈できたことや、
母校2年生対象の「平成24年度首都圏企業・研究所訪問研修」に
全面的に協力してきたことなどに触れ、
23年度の事業活動が会員の理解と協力のもと
活発にできたことへ謝辞を述べられました。
議事は、遠藤雅晴幹事長から事業報告・決算案、
事業計画・予算案等の議案説明や報告を中心に進められました。
決算に関しては、23年度決算額は、
総額4,833,344円で22年度に比べ248,481円の減でしたが、
これは経費節減や懇親会参加者減による結果で、
課題であった年会費収入は、22年度より19,000円上回り
2,147,000円になったとの説明がありました。
続いて、会計監査報告として、鈴木礼子監事から、
23年度決算処理は適正に行われていることを
確認したとの報告がありました。
予算に関しては、24年度会費収入を予算額2,160,000円とし、
23年度納入者実績709人から11人増の720人分を計上し、
引き続き若手会員を中心に会費納入促進を図ることや、
24年度には東京同窓会旗を新たに作成する費用
及び本会ホームページのリニューアル費用を
予算計上したことなどが説明されました。
その後、今年の懇親会が11月22日(木)(良い夫婦の日)に、
東京ドームホテルで開催することが報告され、
担当幹事団を代表して実行委員長の佐藤憲一氏(山東23回志也会)が、
「『溢るる山形の力』というキャッチフレーズで、
ふるさと山形35市町村の「おらが街のCM」を紹介しながら
懇親会を盛り上げたい」と抱負を述べ、
懇親会への参加を呼びかけました。 最後に、今年も清野和彦氏(山東13回三山会)の
爽快な指揮で校歌を斉唱し、
「羽前の三山 虚空を凌ぐ」の歌声が
ホールいっぱいに響きわたり、総会を締めました。
総会後の午後6時半からは、聖路加国際病院副院長で
同病院小児総合医療センター長も務められている
細谷亮太氏(山東16回竹馬会)を迎えて、講演会が開かれました。
この講演会には約100人の会員が参加し、会場はほぼ満席でした。
テーマは、「『いのち』の傍らで ~おとなと子ども~」。
聖路加国際病院小児科に勤務しながら、
『医師としてできること できなかったこと』や
『小児科病棟の四季』など沢山の著書のある細谷氏。
山形県河北町谷地での生い立ち、
祖先の逸話や父母の思い出から講演を始められ、
なぜ医者に、それも小児科を選んだか、
また中学1年のときが60年安保、大学4年のときが70年安保で、
時代の状況が医者としての生き方にどんな影響を与えたか、
どんな恩師にめぐりあったかなどを、
言葉を一つひとつ丁寧に選びながら、
朴訥に、真摯に、時にユーモアを交えながらお話をされました。
特に細谷氏が強調されたのは、
誰もが子どもの頃の思い出を大切にしよう、ということと、
私たちはこういう時代だからこそ「死」をしっかり見つめ、
「死」のことをきちんと考えよう、ということでした。
1時間の講演では、細谷氏が医師として見続けた、
小児ガンで亡くなった子どもたちのエピソードも、
慈愛にあふれた語り口で、静かに、しかし熱く語り続けられ、
聴く者、皆に感動を与えてくれました。
また、講演の後の質問コーナーでは、
俳句との出会いや俳句創作への思いも、
率直に披露していただきました。
細谷講師のお話は、人として生きる足元を見直させ、
心が洗われるような講演でした。
恒例の交歓会では、来賓の橋本仁氏
(山形県東京事務所次長、山東26回互一会)が挨拶され、
山形県の最近の動向や山形の観光についてお話され、
ぜひ観光でふるさとを訪れてほしいと呼び掛けられました。
この交歓会には81人の会員が参加し、
宴たけなわになると、参加者から「ひとことアピール」も出て、
会員同士の親睦・交流が一層深まり、
会場は大いに盛り上がりました。
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