2009年6月2日火曜日

“兼続”ゆかりの地で芋煮会 (古稀会)

(会報58号から抜粋)
古稀会 長野 恒(山東5 回)
昨年の10 月31 日、11 月1 日、古稀会有志による芋煮会が、故郷山形ならぬ新潟県南魚沼市で行われました。泊ったのは、山の宿「雲天」、ここは山菜・きのこ料理で有名です。 

写真に「天地人」の幟が見えていますが、この南魚沼市の六日町は「直江兼続」兄弟の出身地で、市内の方々で大きく宣伝されています。

1 日の芋煮は、あいにくの雨模様、晴れ間を縫って橋の下でとの覚悟でしたが、幸い雨も上がり、石積みのかまどに大鍋の道具立てで、始めました。皆、古希を過ぎながら、そこはそれ自分流の手順を各自が主張、鍋によって味の異なる芋煮の出来上がり。調理した方の名誉のために言えば、どれも満足の味でありました。  

[天地人余話:樋口家の末裔]
ところで、このNHK 大河ドラマ「天地人」の登場人物に、古稀会芋煮会参加者・大國喬さんの遠祖が出てきますので付言します。遠い歴史がちょっと身近なものになり、ドラマの味わいも深まるかも知れませんね。
★ 「天地人」の主人公は直江兼続(幼名=樋口与六)ですが、その弟に与七(ドラマでは小泉孝太郎の配役で、兄や父とともに上杉景勝に仕え、のちに大国実頼として豊臣~関ヶ原時代に活躍)が出てきます。与七は永禄5 年(1562)樋口兼豊の二男として生まれました。御館の乱の後、天正10 年(1582)天神山城主小国重頼の養子となって小国の家督を相続したのですが、その後、新発田重家の乱(天正14 年1586)などで武勲をあげ、翌年、秀吉の聚楽第落成に際し、景勝から賀使を命ぜられ、併せて「小」を「大」に代えて「大国」の名に改称したものとされています。この大国実頼が大國喬さんの初代先祖にあたります。喬さんの父上茂夫氏は三男ですが、その長兄である大国岩太郎氏が13 代当主で、山中29 回卒の大先輩です。

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