2013年7月29日月曜日

7月4日、年次総会、講演会、交歓会が開かれました。

本年度の年次総会が、7月4日午後5時半から、東京・内幸町の日本プレスセンター大ホールで開かれ、平成24年度事業報告、決算案、平成25年度事業計画・予算案、役員改選案が、それぞれ原案通り承認されました。

この日の総会には約40人の会員が参加しました。

小林義和会長は挨拶の中で、この1年を振り返り、母校2年生の首都圏企業・研究所訪問研修を始めとして、本会の事業活動が会員の理解と協力の下に円滑に実施できたことへの謝辞とともに、今回、会長他執行役員の体制を刷新し、若い世代の会員の参加を促進していきたい旨述べられました。

議事は、小林会長が議長となり、遠藤雅晴幹事長が、平成24年度事業報告及び決算案、平成25年度事業計画及び予算案について、関連する報告を交えて、各議案の説明を行いました。

決算に関しては、24年度決算額は、総額4,866,306円で、23年度に比べ233,810円の減でしたが、これは主に懇親会参加者減による結果で、課題であった年会費収入は、納入者総数が713名で720名の予算目標には達しなかったものの、会費として3000円以上寄付された方が数名おり、その結果、会費納入総額は、予算目標額を20,000円上回って2,180,000円(23年度より33,000円増)となったとの説明がありました。

また、24年度は、予備費から32,600円を支出して、「東京同窓会旗」を新たに作成したことや、23年度に開始した「東日本大震災義援金募金活動」については、今年3月、山形県PTA連合会を通じ、震災遺児・孤児の就学援助金創設キャンペーンへ全額(61,528円)を寄付して、本会の東日本大震災義援金の特別会計は、24年度をもって終了したこと、などが報告されました。

続いて、会計監査報告として、寺島修監事から、「24年度決算処理は適正に行われていることを確認した」との報告がありました。

予算に関しては、25年度会費収入を、24年度予算と同じ納入者総数720名、予算額2,160,000円とし、引き続き若手会員を中心に会費納入促進を図ること、また秋の懇親会の参加者数は200名を想定して予算計上していること、さらに山形県人会連合会に関して、連合会の体制・規約が今年度から変更されたことに伴い年会費が1万円増となり、関連経費も含め50,000円を予算計上したこと、などが説明されました。

これらの平成24年度事業報告・決算案、平成25年度事業計画・予算案は、特段質問も無く、それぞれ原案通り承認されました。

次に「役員改選」の議案が提案され、小林会長が、新体制への期待を込めて議案を説明し、原案通り承認されました。

新会長に就任した高橋聖氏(山東22回、主一会)は、新幹事長として、羽柴茂氏(山東22回、主一会)を指名するとともに、新しい役員が協力し合って、東京同窓会の活動を一層充実させていきたい旨の、力強い就任挨拶を行いました。

その後、今年の懇親会が11月29日(金)(「いい福」の日)に、東京ドームホテルで開催することが報告され、担当幹事団を代表して実行副委員長の庄司佳祐氏(山東24回、東翼会)が、

「『凌ぐ今日(いま)、繋ぐ未来(あした)』〜同窓の絆、世代を超えて〜

というキャッチフレーズで、今年もふるさと山形の「おらが街のCM」を紹介しながら懇親会を盛り上げたい」と抱負を述べ、懇親会への参加を呼びかけました。

最後に、今年も清野和彦氏(山東13回、三山会)の爽快な指揮で、山東校歌を斉唱し、「羽前の三山 虚空を凌ぐ」の歌声がホールいっぱいに響きわたり、総会を締めました。

総会後の午後6時半からは講演会の部に移り、講師、山口政男氏(東北ゴム株式会社前代表取締役社長、山東18回、東哉会)が、

「大地震、大津波に生き残る!」

という演題で講演を行いました。
山口講師は、3.11の東日本大震災の際、仙台市宮城野区港に立地する東北ゴム株式会社の社長として、未曽有の大地震・大津波に遭遇しました。

その時の貴重な体験を、ご自身が撮影した生々しい記録映像を会場で上映しながら、当日、翌日の状況を詳しく語られました。

とにかく、約200名の全従業員の命を守ることができたこと、そして、半年足らずで工場を再開できたこと、そうしたことができたのは、組織の危機管理、何といってもBCP(事業継続計画)がしっかりしていたからだと強調されました。

また、その時現場にいて、生死の境い目を体験した人間でないと得られない教訓を、時にはユーモアを交えながら誠実に率直に語られ、会場の参加者は皆熱心に聞き入っていました。

山口講師の講演は、首都圏直下型の大震災が必ず起きると言われている今日、本当に時宜を得て、有意義なお話だったと思います。

恒例の交歓会は、約50名が参加し、新副会長、長岡英典氏(山東25回、九重会)と丹野弘三氏(蛍雪会)が挨拶され、秋の懇親会実行委員長、岸隆雄氏が乾杯の音頭を取って、和やかなムードで始まりました。

また、本会の会計事務等を担当していただいている山形県東京事務所の大森徹氏からは、最近の山形の観光や物産の情報提供がありました。

宴たけなわになると、参加者から「ひとことアピール」も出て、
会員同士の親睦・交流が一層深まり、会場は大いに盛り上がりました。

( 遠藤雅晴幹事長  投稿 )

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