2008年12月13日土曜日

戦没した同窓を偲びつつ・・・(鴻志会)

>会報32号(平成8年10月)より抜粋 

去る五月十日(金)、鴻志会全国大会を渡邊弘道幹事の尽力で宮城県松島海岸のホテル大観荘で開催した。

幸い天候にも恵まれ、高台にあるホテルから眺める新緑の松島湾は素晴らしく、一同、大いに満足した。

我々が山形中学に入学したのは昭和九年で、丁度創立五十周年の年だった。以来、既に六十二年が経過し、童顔だった少年たちもいまや齢七十有余を数え、会員も年々減少している。

同期には戦没者が多く、大東亜戦争勃発と同時に真珠湾攻撃に参加して戦死した者をはじめ、アッツ島の玉砕者や、また特に南方各地での戦死者だけでも二十数名にものぼる。歓談のうちにも必ず戦死した学友の名が出てきて、思い出話に花が咲き、生きていることの有り難さを思いつつ、和やかに酒を酌み交わし、肩を組み、「羽前の三山」を斉唱して散会するのが通例となっている。生きている者として、これが若くして逝った学友への何よりの供養だと思う。

遡るが、昨年の五月には東京近郊在住者が主となり、関西、山形、仙台からの参加者を得て、千葉県天津小湊で太平洋の荒波を眺めての集いがあった。来年は喜寿の祝いを受けられる由、これからも元気に楽しい会を続けていきたい。

今回の出席者は二十四名で、そのうち東京鴻志会からの出席者は次の五名である。奥山宗弘、小嶋誠太郎、西山栄一、山岸勘六、阿部吉夫。


(阿部 吉夫記) 

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