>会報53号(平成18年10月)より抜粋
ふたば会は昭和19年に旧制山形中学校に入学した同期会である。通常、同期会は"○○年卒業"というものだが、ふたば会は入学は同じでも卒業は二手に分かれた同期会である。中学2年のとき終戦になり、その後の学制改革によって、旧制最後の山中卒業生として5年で卒業の人、新制山形一高(現在の山形東高校)3年で卒業の人と分かれた。"ふたば会"という名前の由来もそこからきており、ひらがなの同期会名は120年を越える母校の歴史の中でも極めて珍しい命名である。
さて、ことしの東京ふたば総会は6月6日、アルカディア市ヶ谷(私学会館)で開催され、出席者は21名であった。校歌を斉唱する時、鮮やかに青春時代が蘇るのは同期会ならではであろう。
総会の議事・懇親は別としてトピックスを記そう。ひとつは、斎藤俊平君が春の叙勲の栄に浴したことである。さいたま県庁で政策審議室長など要職を担って尽力されたことに対してである。東京ふたば会としても気持ちばかりのお祝いの品を拍手で贈呈した。
次に、来年は数えで77歳(喜寿)となり、母校で表彰される予定なので、元気で皆で参加しようと大いに盛り上がった。その際、銀メダルが授与されるそうだが、メダルは辞退し、その費用は途上国の教育に役立ててはどうかなどと活発な意見も出された。
なお、ふたば会では、東京と山形の有志で年2回ゴルフ対抗戦をやっている。次回は、9月15日蔵王CCで、春に敗退した東京ふたば会の雪辱戦となる。
(小笠原文男 記)
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