>会報53号(平成18年10月)より抜粋
幹事さんが考えに考えて決めた4月8日でしたが、今年の桜は早く、「やれやれ、3日遅れの花見か・・」と出かけましたが、それが怪我の功名となり、一段と楽しい花見になりました。
四谷に集合した一行20余名は、西念寺の服部半蔵の長い槍に感心したり、お岩稲荷を慰めたりしながら新宿御苑へ。途中、あまりにも和気あいあいの一行に、お岩様がやきもちを焼いたのか俄かの雨がありましたが、そのあとはきれいな花見日和。ソメイヨシノは終わってしまいましたが、コバルトブルーの空に流れるしだれ桜や三分咲きの黄色いウコン桜など、さまざまな桜の風情を楽しむことができました。
「会長、ショウチュウ桜がありますよ」
「どれどれ、ん、チョウシュウ桜…」
と、突っ込んだり突っ込まれたり一。長州桜はほんとうに焼酎を一杯ひっかけたようなピンクの八重桜でした。
新宿御苑を後にして国立能楽堂のレストランへ。食べきれない料理を前にひとしきり話が弾みます。もちろん、ビールもショウチュウも最高。帰りは、月明かりの桜に、俳句のひとつもひねりたくなるような春の宵(春の酔?)でした。ウイッ。
(蔵元和子記)
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