2008年12月13日土曜日

東京東三会 卒業50周年の会

>会報48号(平成16年6月)より抜粋 

平成15年11月5日(水)夜、東京ドームホテルで頭書の会が開催されました。昭和28年に卒業した我々にとって、丁度卒業後満50年になります。出席者は約40名とやや低調でしたが、大変盛り上がった会でした。

思えば戦後の新しい学制改革によって制定された新制高校の1期生として山形東高校に入学しました。入学した時は旧制中学校と女学校の合併体として、現在の校舎は東校舎で男子の中に女子生徒が少し入り、第二女学校は西校舎として女子約700名に男子生徒が約100名混じるという構成になりました。私は幸い(?)西校舎で大変恵まれた学生生活を送りました。特に上級生は西校舎では女子だけで、1年生の男子生徒は大変可愛がられた思い出があります。

高校卒業後は、進学や就職で東京近辺に居を構える人も多く、その人たちで「東京東三会」(東高の第3回卒業)を作ろうという機運が高まり、毎年集まりが持たれるようになり、今年が第31回目の会合ということになります。

節目の「卒業50周年の会」は、当初は山形と東京との合同で開催しようとの動きもありましたが、平成16年には多くのメンバーが満70歳を迎えるので、合同の会はその時にということになりました。

会場は、東京ドームホテル42階の「シリウス」で、眺望絶佳、正に上質のシャンパンを見るような気分でした。大滝会長の「短め?の挨拶」と「ついでの乾杯」で始まり、終始和やかな雰囲気で進行しました。宴たけなわというところで、山形から遠路駆けつけた坂田東三会会長より挨拶と母校の近況報告があり、一同それぞれに昔の思い出に浸ったようでした。席上大滝・坂田両会長から平成16年には「古稀の会」を合同で行いたい、場所は蔵王温泉でどうかとの提案があり、満場の拍手で承認されました。

おいしい料理、その一部を紹介しますと、お刺身の盛り合わせ、サーモンのたたきと帆立貝、イかと野菓のカクテル(オリーブオイルとハープの香り)、若鶏のスモークとライス(ペーパー)のサラダ、冷製ポークサラダ、芝えびのチリソース等々、そして懐かしい仲間とくれば時の経つのも忘れてしまうほどでした。

我々の世代は、第二次世界大戦の最中に小学生(1年生の時に国民学校になりましたが)時代を過ごし、新制中学校の1年生、新制高等学校の1年生と、時代の変化の中で学生生活を過ごしたこともあり、仲間意識が大変強いように思います。また、小さいときに苦労したせいか健康に恵まれている人が多いようで、これも嬉しいことだと思います。

食事の後で、幹事よりみんなの記憶カテストと称して、「長嶋の引退した年は?」「街頭テレビの初めは何年?」「フラフープがブームになった年は?」「おしんの放送は何年か?」などのクイズが出され、これらのことが時代の椎移を思わせ、「歳をとったもんだな!」という思いを強めたようです。

古稀といえば「古来稀なり」といわれる歳になったわけですが、元気でこのように仲間と集まれることの幸せも、感謝と共に深く感じたようです。お互いに健康に留意し、毎年このように集まりたいもんだな~というのが実感だと思います。

会の終わりは恒例の校歌合唱で、会場の「シリウス」の大きなガラス窓も割れんばかりの大合唱となり、水道橋の駅にいる人が何かなと見上げているのが気になりました?

集合写真は、いつも出席して綺麗な写真を撮ってくれる同期のプロ?カメラマンが急用で欠席し、あわてた幹事がインスタントカメラを買ってきて撮影したので、見苦しいものになりましたが、この写真を見た方々からは「しみもしわも隠してくれてありがとう」とのお褒めの言葉(?〉を頂戴しました。

というわけで、50周年の会は一同の笑顔に溢れる会となり、平成16年の「古稀の会」での再会を約してお開きとなり、幹事一同の疲れも一瞬にして消え失せた楽しい会になりました。


  (横山靖男 記) 


0 件のコメント:

コメントを投稿